『大きな病院はいつも混み合って待ち時間が長い!!』
専門分野の先生に診てもらっているはずが、 3 時間待ちの3分診療。尋ねたいことがあっても、次の診察は1ヵ月後。いざという時、担当の先生にはこちらから連絡が取れない。かといって近くの医院は設備もないし、専門が違って頼りない気がする。このような事で困っておられる方も多いと思います。 |
乙訓医師会では
各医師が地域の病院、専門医との連携を密にして、専門医の先生の指導のもとに、患者さんと二人三脚で病気の療養をして行けるそのような体制作りをしています(病診連携)。
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◆かかりつけ医が果たす役割
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①必要な時はすぐ往診できる
②病院の担当医と相談をしてスムースに入院できる
③入院中にもご家族と相談できる
④本人の希望に沿って治療方針を見直せる
⑤早期退院をかなえる |
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かかりつけ医は患者さんサイドに立って、専門医の代理役や調整役をしたり、あるいは患者さんの環境や家族構成、人生観、希望をできる限り理解し共感をした上で、病気の療養方針を見直したり、立て直したりすることができます。 |
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◆介護保険サービスとかかりつけ医の連携
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介護保険のサービスを受けておられる方については、ケアマネージャーが、かかりつけ医と連携してその人にあったケアプランを作るのですが、ここでもかかりつけ医の果たす役割は重要なのです。 |
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介護保険の申請時や更新時、病院を退院する時などに、介護にかかわる様々な職種やボランティアの方、家族、本人、主治医などが集まってケアカンファランス(サービス担当者会議)を行います。この時に、専門医の先生やリハビリの専門職の意見を聞いてきたりあるいは、出席をお願いしたりできるのもかかりつけ医なのです。 |
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こういった生きたケアカンファランスをすることによって、ケアを受けられる方の共通の目標に向かって様々な専門職が協働してかかわることができ、希望に沿った在宅療養が可能となるわけです。
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◆高齢化社会の中でのかかりつけ医
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今後、ますます高齢化社会を迎える中で、慢性の病気や痛み、機能障害と付き合わざるを得なくなってくるわけですから、かかりつけ医をもつことは是非必要だと思います。もちろん、相性が合うということが大事ですので、色々な、医院、診療所、場合によっては病院などで任せられる医師を見つけられるといいと思います。
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ここで大事なことは
・自宅から近いということ
・24時間連絡が取り合えるということ
少なくとも病気については専門にこだわらず何でも相談に乗ってもらえるかということです。当然近い方が、より気軽に行ったり、往診したりということができます。また 24 時間いつでも連絡が取り合えるということでやはり大変、安心感が持てます。
そして、一人の人間を全体的、総合的に診るのがかかりつけ医の役目ですので、
診療科目にこだわらず相談できるということも重要です。
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◆かかりつけ医を見つけるには
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かかりつけ医を見つけるには、病院に通院されていてもいなくても、何か体調が思わしくない時や、不安な時、また健診で異常を指摘された時など、近くの医院や診療所でまずは相談されてはいかがでしょうか。血液・尿検査や心電図、レントゲンなどはたいていすぐにでき、納得のいくまでゆっくり説明致します。
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また、病院でしかできない検査も、場合によっては、直接予約して受けていただくこともできます。その医療機関で対応が十分でなければ、どの専門の科に行けばいいのか、ご一緒に相談して、決まれば紹介状(診療情報提供書)を書きますので、これを持って専門の科に行っていただければ無駄なく、疾患に対して適切な治療を受けることができます。
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このようなことが、色々なケースに対してもスムースにできて、そしてその専門医とも連携して診療ができ、何でも気軽に相談できるようであれば、これがかかりつけ医なのです。
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主治医意見書記載のための問診票
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