病診連携とは、患者さんの状態に応じて近隣の診療所や病院が役割を分担し、医療機関同士が協力連携することで、効率のよい医療を目指すことであります。 以前は軽い症状の患者さんから、高度医療を必要とする患者さんまで大病院に集中し、大混雑をきたし、“3時間待ちの3分診療”といった状況がありました。このような傾向を解消するため、国はそれぞれの医療機関の機能に応じて役割を分担する医療の機能分化を進めています。
体調が悪い場合、先ずは、近くのかかりつけ医に行き、高度な検査や治療が必要と判断された場合は、適切な病院へ紹介状を持って受診していただきます。紹介状があることで、病院の医師は患者さんの状態を適切に知ることができ、患者さんは症状に応じた適切な医療を受けていただくことにつながります。また、病院での専門的な治療や入院治療が終了した場合、かかりつけ医に経過が情報提供され、かかりつけ医への通院や訪問診療が行われます。
乙訓医師会では、近隣の病院や診療所の情報をそれぞれ共有できるようにさまざまの機会をつくり交流しています。
|